カイロプラクティックやオステオパシー、鍼灸など自然療法(根本治療)においては、全てこの自己治癒力(自然治癒能力)により身体が修復している理論に基づいています。
本来、これらは身体機能が正常に働いている時に機能しています。
もし、そうでなければ、熱い物をさわっても熱くなければやけどをします。
骨折しても痛くなければいつまでも骨はつきません。
身体にとって悪い物が暑い時に熱さを感じなければ上着を着ないでカゼをひきます。
全ての根本治療は根本原因を取り除くと言います。
姿勢が良くなって痛みがなくなった。
関節の動きが悪かったので…○○テクニックで施術したら奇跡的に1回で痛みがなくなった。(整形だったら薬だけで治らないかも知れない。)
椎間板ヘルニアがメジャーの椎骨を矯正して1回の施術で痛みが消えた。
(ゴッドハンド)…など。
友和会に入会される先生方も最初はこのレベルで毎日治療を実践しています。
然し、年数が経つにつれ沢山の患者さんの治療を長時間こなして行くといつものパターンでは痛みはとれなくなります。
更に痛みが増したり、しびれが発生したりします。
おいかわも最初は1回で痛みを取るこのレベルに憧れと情熱を持っていました。
然し、臨床を重ねれば重ねる程にこの痛みによりどんどん追い詰められました。
(治療計画を立てているならなおさらです。)
そして更に経営にも影響を与えます。
今1度、身体の自己治癒力の立ち位置に立ってみると痛みは本当に悪もの何でしょうか?
患者さんは前述した通り、身体の悪い反応は痛みとして警告します。
それを「触っちゃダメ!!」とか「その動き…気をつけて!!」「それ以上食べないで!!」と
このサインがなくなってしまったらどうなるのでしょう?
当然、先生方も分かっているし理解もされています。
それでも日々の臨床で患者さんと向き合うと痛みや症状に更に更に固執します。
追いつめられているおいかわに前述した自分の母親の病気を聞かされました。
その時、何としてでも少しでも母親を助けたいと思い必死に施術を施しました。
が…当然、癌が治る理由でもなく只々自分の無力に絶望していた時、ある事に気が付きました。
僕の母親を検査(当時は姿勢含めて12項目)させてもらいました。
悪いと思っていた結果が…これが全て正常になっていた事でした。
その当時自分の知り合いの医者にこの話をした時、医者は「今、及川さんのお母さんは、癌細胞と正常な細胞が壮絶な戦いをしている。その為、身体の身体反応は総動員して戦っている。」と話してくれました。
その時初めて気がつきました。
「身体の自己治癒力はどんな時でも間違いを犯さない。末期の癌でも身体の自己治癒力は全勢力で治療に向かっている。だから、自己治癒力に特化した検査の身体の反応は正常だ。」と
それから、母も診断があってから1年で亡くなり、ここから新たにおいかわの怒涛の臨床と研究が始まりました。
そこから御縁のあった柔整学校の沢山の学生さん達の数の力を借りて、各検査による身体からの反応を読み取るための沢山の統計をとりました。
そして沢山の症例と臨床結果が集まるにつれて1つの結論に達しました。
自己治癒力が正常に働いていたり、正常に働いていなかったりした場合でも必ず身体反応としてあらわれる事でした。
これを評価する上で役立ったのは、僕が学んだハリーファイファーテクニックであり、ハリーファイファーが亡くなった後にハリーファイファーが学んだテクニックを再び学び直した(トムソン・AK・SOT・ピアーズ・ポラリティセラピーなど)各テクニックの理論でした。
その他、流派のロバート・フルフォードのオステオパシーの理論や東洋医学などにも影響受けました。
そして、その結果「患者さんからの身体反応から自己治癒力が正常に働いているか」それを読み取る1つの大きな根拠が出来上がりました。
これにより自分が今日やった施術が、根本原因に届いており、そして、自己治癒力が100%正常に向いているのか…読み取れる様になりました。
然し、あくまでも自分は医師でもなく研究家でもなく…学会で発表するわけでもなく…治療家の自分の研究だけで、このまま本当に進んでいいのか疑問を抱いていた時、以前教えて頂いたDC(ドクターオブカイロプラクティック)の先生から「SOTのディジョネット」や「ガンステッド」など皆んな個人で独自に研究して今があると仰って頂き…
又、知り合いの医者からもアドバイスやお墨付きを頂き、背中をおされこれらに邁進しました。
そして、出来上がったのが、患者さんからの身体反応を読み取る=治療家の技術です。
この治療家の技術を持って「先生方が今使用しているその施術テクニックが患者さんの自己治癒力に届いているのか?」
又、「その痛みが悪い痛みなのか?良い痛みなのか?」評価出来るようになります。
又、その患者さんの現在の継続来院期間を評価出来るようになります。
そして、それらを全ての施術テクニック(カイロ、オステオパシー、整体、鍼灸、etc…)に応用出来る様にしました。
又、特殊な臨床例として、各症状の裏に隠れている重篤な病気を抱えて来院する患者でも治療家の技術により、身体反応の変化を見つけ病院へ紹介状を書き、そこで重篤な病気が発見されたなど数多くの臨床例があります。(たくさんの総合病院が医療連携として登録して頂けました。)
治療家の技術を最大限に利用し自己治癒力に特化した根本治療を、日々の施術テクニックや臨床へ応用し、そしてそれらにより経営もシステムとして安定させること、
これを友和会では「おいかわスタイル」と呼んでいます。
医療連携として登録して頂いた病院